お買いものガイド
商品についてのご質問
お客様からお問い合わせが多いご質問を「よくあるご質問」としてまとめました。 買ったばかりの毛皮の毛が抜けます。不良品でしょうか? 毛皮についてQ&A 毛皮は何枚もの皮を集めて、さらにその皮を裁断して縫い合わせて作られています。 皮を裁断すると、切った箇所の毛の毛根も切ることになります。製品になった時、 この毛根を切られた毛が多少残ることがあります。その残った毛を「浮き毛」と言います。 着用時当初は、その「浮き毛」がたくさん出ることがありますが、だんだん少なくなります。 または、「浮き毛」の除去が不十分な場合もございますので、当店にご連絡ください。 なお、この場合、素材の品質に問題がある訳ではないので、不良品ではありません。 ラビットの毛は抜けるからやめたほうがいいと言う人がいるのですが? ラビットの毛は、一部分が細くなっています。また、毛の表面の摩擦力が大きいので、 折れたり切れたりしやすいのです。正確に言うと「抜ける」のではなく「切れる」のです。 そのため、刺し毛を抜いたり、毛の先を刈りとる加工を施して、ラビットの欠点を解消する方法がとられています。こうした抜き毛や刈り毛加工されたものは、ビロード状の薄い軽い素材に仕上がります。 ラビットは、染色が容易で値段も手ごろなので、さまざまな製品が出回っています。 きっとご自分に似合うアイテムが見つかるはずです。 残念ながら、起こります。毛皮につく虫には、イガ、コイガ、ヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオブシムシなどが います。刺し毛と綿毛も一緒にゴゾッとした感じで毛が抜け、周りに白い粒々状のものが見られるときは、 保管ミスによる虫食いと思われます。虫食いを発見したら、出来るだけ早く購入店かクリーニング店に 相談しましょう。毛皮は部分的な虫食いなら修復ができますが、製品全体に損傷が及んでいる場合など 修復できないこともありますので、早めの処理が肝心です。 毛皮も衣料品のひとつです。どんな高級な服やセーターでも何十年も経てば、いろいろな変化が起こります。 ある程度の月日が経てば、いくら一回も着ていなくても、皮は硬くなりますし(硬化と言います)、 毛が抜けやすくなる、さらに色は変・褪色してくるなど、さまざまな自然劣化の現象が起きてくるものです。 毛皮はあくまでも消耗品であって、買ったときの財産価値や状態が永遠に続くものではありません。 考えられる原因には、次のようなことが上げられます。 毛のたんぱく質は、強い紫外線を受けると化学変化を起こし黄色の物質を生成 (一般に言う"黄ばみ") します。 これが、ホワイトミンクやブルーフォックスなどの白系の毛皮が黄変する原因です。 ダークミンクやシルバーフォックスが強い紫外線を受けると、赤褐色になるのに対して、 パルテルミンクは白っぽく褪色します。これはメラニン色素の安定度が異なるために、このような差が出てきます。 また、染色された毛皮の場合、色の3原色(赤、青、黄)の染料を組み合わせて染色することが多いため、 日光や蛍光灯の含まれる紫外線によって染料の一要素(主に赤)のみが破壊され、茶色がグリーンに、 グレーがピンクになるなどの変色を起こします。
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